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マッサージ師の雑学日記


療養費支給申請書の書き方・あん摩マッサージ用

療養費支給申請書の書き方です(あん摩マッサージ用)
はり・きゅうの用紙も基本的な書き方は一緒で、施術内容の項目が違うだけなので、こちらが理解出来れば簡単に書けると思います。

個人で保険請求するのなら、ひな形をダウンロードして入力すれば簡単です。
※ひな形は厚生省のホームぺージにあります → 厚生省
 (ページ中ほどの、はり・きゅう・マッサージ 「様式」)


NEW
2020/12月から申請書や同意書の書式が変わりました。
TOPページに新書式に対応したファイルがありますので、ご自由にダウンロードして下さい。


「マッサージ師会や請求代行業者を通さないと、書類が返戻になる事がある」なんて話しがありますが、そんな事はありません。
あれは会に入会させる為の誘い文句です。

請求用紙を処理する人は毎日数百枚ものレセプトをチェックしています。
そんなに忙しい人が「これは個人請求だからダメ」なんて事をしているほど暇じゃありませんので。

記入の仕方が分からない場合は、保険者に問い合わせると親切に教えてくれます。
国民健康保険であれば、提出先が市役所なので直接持参して記入方法を聞くと手っ取り早いです。


療養費支給申請書の送り先は、保険証の下の方に書いてある保険者です。
※保険者番号をネット検索すれば保険者のHPが出てくるので、記載されている住所に送ります。
同意書を取得した場合は、同意書の原本を一緒に送ります。
(同意書のコピーを保管しておくのを忘れずに)


その他に「往療内訳表」「総括表」も一緒に送ります
※厚生省HPにダウンロードファイル有り


NEW 2020/12
申請書が新書式に変わりましたが基本的な書き方は変わっていません。
金額が一部変更になっています(下記に記載)




見本PDFファイル → ダウンロード


@公費負担者番号・公費受給者番号・受給者番号
障がい者手帳を持っていて医療費が免除になる場合、こちらに番号を記入します。


A市区町村番号・保険者番号
保険証に書いてある番号を記入します


B-1 機関コード・特記事項
空白のまま
※機関コードは、保健所から発行された施術所番号を記入するらしいですが、施術所番号という物の発行を受けた事が無い為正直分かりません。未記入で問題無いと思います。

保険区分の表記が上記見本から変更になりました。
下記を参照下さい。


C被保険者欄
・被保険者証等の記号番号 − 保険証の記号番号を記入

・発病又は負傷年月日 − 同意書に記入されている日付(不詳でも可)

・傷病名 − 同意書に書かれている傷病名
※同意書の傷病名は整形外科的な疾患でなくても、施術が必要と認められる疾患であればOKです
(例・肺気腫、○○癌ステージ〇、パーキンソン病など)

・続柄 − 患者さん自身の保険証であれば「本人」
      世帯主の保険証であれば「家族」

・発病又は負傷の原因及びその経過
 一般的には「業務・通勤災害又は第三者行為外原因による」と書く事が多いです。
 ハッキリとした原因があれば記入(不明・不詳でも可)

・業務上・外、第三者行為の有無 − 3その他に〇
 1または2に〇の場合は、労災又は損害保険の対象になるので健康保険への請求は不可


D施術内容
・請求区分 − 初めて提出する時は「新規」、それ以降の月は「継続」

・転機 (保険者によっては未記入のまま提出する場合も有り)
 継続 − 施術を続けている間
 治癒 − 症状が改善しその月で施術終了する場合
 中止 − 症状改善していないが、諸事情により中止する場合
 転医 − マッサージを止めて他の治療法に変更する場合

・適用 − 施術内容の説明などを記入(特に書く事が無ければ未記入でも可)

算定料金NEW 2020/12/1現在)
・マッサージ 各部位 350円
・変形徒手矯正術 450円
・温罨法 110円
・温罨法、電光線器具 150円
・往診料
「4kmまで2,300円」
「4km以上2,550円」
・施術報告書交付料 460円
※「前回支給 年 月分」前回報告書を提出した年月を記入。未提出なら未記入のまま


E施術証欄〜同意記録
登録記号番号 − 受領委任の登録を地方厚生局へ申請すると10桁の番号が支給されるので、それを記入します。
厚生局へ申請してから番号が発行されるまでは1ヶ月ほどかかります。
施術を開始しているのに登録記号番号が発行されていない場合は、番号が発行されてから申請書をまとめて提出すればOKです。


・年月日は「最終施術日」または「その月の最終日」を記入(施術証明欄・申請欄共に同じ日付)
・申請欄の氏名は患者さんに記名してもらう
 ※患者さんが記入困難であれば代筆や印刷でも可
・患者さんの印は朱肉を使う印鑑が望ましいと言われていますが、シャチハタのようなスタンプ印でも問題ない場合がほとんどです。


F「本申請書に基づく給付金に関する受領を・・・」
左側に患者さん住所・氏名・印、右側に施術者住所・氏名
患者さん氏名は本人に記入してもらった方がベター
※患者さんが記入困難であれば代筆や印刷でも可


訪問マッサージ よくあるQ&A → こちら



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