鍼灸院の経営実態
「鍼灸は喰えない」と散々話しましたが、実態も少し書かこうと思います。
開業10年目・腕に自信のある、知り合いの鍼灸院予約状況です↓
10年目でこれですよww
どうやって生活しているかは不明ですが、バイトをしている様子もないのでお金持ちなのかもしれません。
鍼灸専門でマッサージなどは一切していないので、余計にこのような状況なのだと思います。
趣味でやるならいいですが、生活しなきゃいけないなら無理ですね。
需要が無いところで頑張ってもどうにもなりません。
だってお客になる人がいないのですから。。。
「受診率が4%しかいないという事は、今受けていない残りの96%の人が患者になる可能性がある!」なんて能天気な事を言う人もいますが、そいう人が失敗するのです。
商売が上手くいっているかどうかは、店舗を見れば一目瞭然です。
駅前には整体・リラクゼーションの店がいくつもあり、看板も目立つようなところにあります。
では、個人の鍼灸院やマッサージ店はどうでしょう?
駅に近くても、ビルの4階だったり、1階にあっても人通りの少ない裏路地だったりします。
自宅の一室やアパートやマンションでやっている人もいますね。
見た目では「営業しているのかな?」と思うような店舗が多いと思います。
半分趣味で「小遣い程度稼げればいい」というのなら良いですが
「稼がなきゃいけない」
「家族を養わなくてはいけない」
という人は、本当によく考えてから独立しましょう。
〜 追記 〜
「10人も施術者がいる鍼灸院があるけど、そんなに流行っているのでしょうか?」
という質問がありましたので、その答えを・・・
ネット検索すると施術者が複数人いる鍼灸院は結構あります。
そこだけ見ると「結構流行ってるんだなぁ」と思いますよね。
しかし実際には・・・
知り合いが勤めている鍼灸院には施術者が7人在籍しているそうです。
では、全員が毎日出勤しているかと言えばそうではありません。
何故なら、別の仕事やバイトを掛け持ちしているので、毎日出勤出来ないからです。
3〜4日バイトして2〜3日鍼灸院に出勤している人が多いそうで、中には週5日バイトして鍼灸院には1日しか来ない人もいるとか。
そうなるとバイトがメインの仕事で、鍼灸は趣味って感じですよねw
施術者の勤務表が載っているホームページも多いですが
「勤務日 月・火・水」などと書いてあれば、他の日は別の仕事をしている可能性大という事です。
不在の日の事を聞かれれば
「他の鍼灸院へ行っています」などと言い、バイトの事は秘密にするので患者さんには分からないですが。
見栄っ張りが多いこの業界ならではです。