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マッサージ師の雑学日記


訪問マッサージ(鍼灸)に関するQ&A

よくあるQ&Aをまとめてみました


Q.同意書は何科のドクターに書いてもらえばいいの?
A.眼科・歯科以外なら何科でもかまいません。
整形外科が一番良いと思いますが、整形外科のドクターは書いてくれない事が多いので内科が一番頼みやすいと思います。
精神科・耳鼻科等のドクターでも、施術が必要という事が証明されていればOKです。



Q.同意書を依頼したが書いてくれない
A.マッサージや鍼灸に理解があるドクターは少数派です。
「怪しげなもの」「受けても意味が無い」「保険の無駄」と思っているドクターが多く、9割以上のドクターは同意書を書いてくれないと思っていた方が良いでしょう。
いい加減なドクターの方が書いてくれたりしますw

同意書を書いてくれるドクターを探せるかが訪問マッサージをする最大の難関です。



Q.同意書を書いてくれていたドクターから「今後同意書は出さない」と言われた
A.最近こういうパターンが多いです
ドクターは5年に1度厚生局の監査が入るらしいですが、同意書を数多く出しているドクターは注意されるらしいです。
医師会からも言われるらしいので、ドクターにとっては同意書を出すとデメリットしかないからだと思われます。
こうなってしまったら別のドクターを探すしかないです。



Q.同意書の記入が間違っている、記入漏れがある
A.間違えや記入漏れは結構あります
患者さんが診療を受けに行く予定があれば、訂正箇所や記入箇所の説明文を添付して持って行ってもらいましょう。
次の診察まで期間が空く場合は、郵送でドクター宛てに送ります(返信用封筒の同封を忘れずに)

〇が1箇所足りないからと言って、自分で〇をしたりしないように! 同意書はドクターが書く物なので違法になります。



Q.今まで審査に通っていた同意書やレセプトが保険者から返戻された
A.記述内容が変わらないのに、ある日突然返戻になる事がありますが、これは保険の担当者が変わると起こる事があります。
返戻されたら修正するしか無いので、言われた通り訂正しましょう。
同意書の記載に関する事であれば、ドクターにその旨を伝え記入してもらいます。



Q.請求した保険料はいつ支払われる?
A.国民健康保険・市町村の保険 → 2~3ヶ月後
組合・共済・社会保険など → 6ヶ月後
かなりタイムラグがあります。

すぐに入金が欲しい場合は、請求代行業者を通すと早いです。
ただし、支払い金額の5%前後を手数料として取られます。



Q.患者さんの保険証が変わった
A.「社保→国保」「一般国保→後期高齢」など、途中で保険証が変わる事があります。
新しい保険証に発行日の記載があり、その日付で保険証が変わっています。

旧保険証の日付までの施術は今まで通りに保険請求をします。
新保険証に切り替わってからの施術は新たな保険者へ請求します。

同意書は旧保険者⇔新保険者間でやり取りするので、新たに同意書を取得する必要はありません。
同意書のコピーがあれば、請求書と一緒に新保険者へ送ってあげると親切かもしれません。



Q.「毎日マッサージを受けたい」と患者さんが言っているが・・・
A.月16回以上の施術は理由書の添付が必要になり正直面倒です。
常識的に考えれば週2~3回が適当だと思います。

「もっと回数を受けたい」
「長時間マッサージしてほしい」
という希望があれば、追加分は実費で施術すると良いと思います。
たいていの患者さんは「保険が使えないならいいです」と言いますがw

最低回数は決まっていないので「月に1回」とか「2~3ヶ月に1回」という頻度でも問題はありません。
20人ぐらいの患者さんを担当すれば、1~2人は「月に1回ペース」の人がいます。



Q.マッサージを受けている人が「鍼灸も受けたい」と言ってきた
これもよくあるパターンです。
継続的に鍼灸も受けるのであれば鍼灸の同意書を貰った方が良いと思いますが、「痛みが強い時だけ」とか「試しに受けてみたい」など継続的では無いような場合、鍼灸分は実費でもらうと良いと思います。

以前勤めていた会社では鍼灸同意書は取得せず、追加サービスとして1回500円で鍼灸施術をしていました。



Q.ドクターへ同意書依頼をする時に、同意書の記入例や依頼書などの添付は必要?
結論から言うと、あっても無くてもどちらでもかまいません。
記入例や依頼書を作っているのであれば添付しても良いでしょう。
何も添付しない時は、施術者の住所氏名が分かる物を添付しましょう(名刺など)


「依頼書があった方が同意書を書いてくれる確率が上がる」なんて言う人もいますが、ほとんど関係ないですね。

ドクターから直接聞いた事がありますが
「依頼書があっても無くても気にしない。むしろ添付されていると一応読まないといけないから面倒」
「同意書を出さないドクターが、依頼書が添付されているから書いてあげようとはならないでしょ」
というご意見でした。
ごもっとも。


依頼書を書くのであれば、簡潔に短い文章で書きましょう。
グダグダ・ダラダラ長文で書くと見ただけで読む気が失せますし、指示されているように受け取るドクターもいるので要注意です。

以前勤めていた会社では、A4一面の長い文章の依頼書を添付していたのですが
「患者さんにマッサージ受けろと煽っているのか?」
「マッサージするしないは医師と患者さんで決める事なので、マッサージ師にいろいろ言われる筋合いはない」
とドクターから直接電話を受けた事があります。

それ以降、会社では添付書類を一切止めて同意書+名刺だけというスタイルに変えました。
その後は、ドクターから何か言われた事はありませんでしたし、同意書の取得率が下がったなんて事もありませんでした。

同意書の記入例添付も「素人に指示されているように受け取る」ドクターもいますので、個人的にはあまりおすすめしません。
記入漏れや訂正箇所があれば、修正依頼すれば良いだけですからね。


「○○と○○をマッサージしてあげて下さい」と整体師から言われたら、ちょっと腹立つでしょ?笑
そういう事です。



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